一から始めてみる威沙でPDF


テンプレ中表紙編


以前書いた通り、デフォルトテンプレートの
中表紙:top.tnf
中表紙裏:illustrator.tnf
目次:index.tnf
右ページ:right_page.tnf
左ページ:left_page.tnf
奥付:publisher.tnf
をいじっていきます。あくまで一例として見ていただければ嬉しいです。以降、使用プロファイルはA6文庫本です。

まず中表紙(top.tnf)から。
デフォルトテンプレートの中表紙では、



こうなります。これでも十分いいですね。シンプルイズベスト。変える必要もない気がします。って終わるのも何なので、ちょっといじってみましょうか。

top.tnfをテキストエディタで開きます。

長いです。縮小してもちょっと長いです。でも載っている情報量はそう多くないので、カスタマイズはしやすいです。とりあえず、どれがどれなのかというと、


はい。今回top.tnfで表示されているのは、この4つです。どれがどれなのか、テキストエディタで見ていきます。

背景表示指定ゾーン

一番上、背景画像表示指定ゾーンです。今回は指定していないので、スキップされています。
PreTNFの#中表紙#(#MIDDOLECOVER#)で背景画像を指定していたら表示されています。未指定の場合は今回のように飛ばしてくれるので安心。他には中表紙に画像だけ表示したい場合、これ以下のタグを取っ払っちゃうという手段もあります。
※これに限りませんが、背景画像を暗くしてると「文字見えねえ!」となることがあります。文字色がデフォルトでは黒だからですね。その辺このページの最後にやります。

タイトル文字表示ゾーン

2番目、タイトル文字表示ゾーン。
文字の大きさを変えたい場合は<font size="10.101010%">の部分を変えます。下に下げたければy="7.0%"の値を増やします(valign="under"指定されていない場合)。ただ巻数表示してる場合はそこのyの値も変えないと被ることがあります。
※既存テンプレートのフォントサイズのパーセンテージが細かい数値になっているのは、用紙サイズの短辺との比率上でのpt数を当てはめているためです。例えばタイトル文字のフォントサイズが10.10101010%ならば、A6文庫本サイズの場合は短辺297pt×10.101010%で30pt相当のフォントサイズになると分かります。これがA4の場合は短辺594pt×10.101010%で60pt相当ですが、紙面サイズと比例しているのでレイアウトは同等になります。(下の方の補足でも書いてます)
※A判とB判では用紙の基準値が違うため、同じ%数値の指定でも仕上がりが異なります。
<font size="10.101010%" coordinate="global">
<string align="center" y="7.0%" autolength="on" coordinate="local">



<font size="8.08080808%" coordinate="global">
<string align="center" y="18.0%" autolength="on" coordinate="local">

  ↓



モロ被り!
巻数volume(サブタイトルでも)指定していなければ別にいいですが、このままだと被りまくりです。巻数を下にずらしましょう。
巻数など表示ゾーン

これを、
<string align="center" y="28.0%" autolength="on" coordinate="local">
にしてみます。
  ↓


おさまりました。こんな感じで、上下に位置をずらしたい場合はyの値を変えるといいです。
※ちなみに既存のテンプレートでは%単位で指定されており、用紙サイズを変えても比率で拡大縮小されるため、配置尺度は変わりません。A6で作ってみたけどやっぱA5にしたいなー、という時も、イメージが変わらないというわけですね。ただ用紙を大きくすれば当然フォントサイズも大きくなりますから、特定の用紙サイズに合わせたフォントサイズで組版したい場合には、pt等で配置していった方が楽かもしれません。
※単位はpt(ポイント)、%(パーセント)の他に、mm(ミリメートル)、cm(センチメートル)、in(インチ)、Q(級数)が使用できます。威沙には単位計算ツールもついてきますので、ミリ単位やインチ単位、Q数で組版したい時に便利です。
あとは一応著者ゾーンとサークルゾーンも。忘れるところだったのは内緒です。
作者名表示ゾーン

サークル名表示ゾーン


<newpage/>と</nopagenum>は消さないようにしましょう。<newpage/>は改ページタグなので、これを消すと次のページが入ってきてしまいます。</nopagenum>を消すと「<nopagenum>が閉じられてないよ!」エラーが出ます。

あと簡易に縦書きバージョンと左寄せ右寄せ交互バージョンも作ってみたので置いときます。雑なので参考まで。巻数の前後に―を足して「―巻数―」にしてみました。

縦書きバージョン
左寄せ右寄せ交互バージョン

色々いじればエヴァっぽいのもできそうですね。

最後に、中表紙に背景画像を表示する場合について書いておきます。今後他に背景画像を使用することがある際にも共通するかもしれません。

とりあえず、middlecover.pngというファイルを中表紙の背景画像とします。
テキストファイルにPreTNFタグ
#中表紙# middlecover.png
#MIDDOLECOVER# middlecover.png
を追加して、TNF変換してPDFにします。最初からTNFで
<cover type="middle" src="middlecover.png"/>
と指定してもいいですね。
今回はこんな画像を用意しました。

pngファイルでも普通に使えるようです。用紙サイズに合わせて自動的に拡大縮小されますが、あくまで画像サイズとの比例なので、用紙に比例していないサイズだとどこかしらに空白が入ります。
※画像ファイルはTNFファイルがあるフォルダと同じにしないとエラーが出ます。テンプレート内に入れて反映させることもできるようです。(下記にもありますがbeautiful_young_girlテンプレートが参考になります)

ではPDF変換。
  ↓


見えねえ!
一応目を凝らせば見えるのですが、いかんせん暗いです。中表紙なんだか挿絵なんだか分かりません。上でも書きましたが、文字のデフォルトカラー黒だからですね。
実は背景画像を使っている既存のテンプレートがあります。beautiful_young_girlテンプレートです。これは中表紙・目次・奥付がオシャレな感じになっているので、見てみると参考になります。というかそれの画像を自分のに差し替えるだけで十分シャレオツな仕上がりです。助かります。
そこでは背景画像を表示する部分で、フォントの文字を白色にしています。ですから今回も同じようにすればいいのです。



<font colr="#ffffff"></font>
  を追加↓


やりました。文字が見えます。こんな感じで背景色によって文字色も変えてみると面白いです。
文字色はウェブカラーのように#000000(これは黒)といった形で指定します。ウェブカラーやカラーコードで検索すれば色見本が出てきますので、好きな色にしてみてください。(ただしモノクロ印刷するのに赤とか黄色とかカラフルにするのはやめましょう)
TITLEを2つ色を変えてずらしつつ表示させると、こんなこともできます。



(拡大して表示)

重なりました。イラストソフトを使わずとも文字の表現を変えられるのは楽しいですね。
中表紙はここまでにして、次は目次です。

(補足:テンプレートがいじれない?) < テンプレ中表紙編 > テンプレ目次編

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