PreTNFで書く

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威沙では、本文に改ページを入れたりルビを振ったりするのにあたり、2つの書き方があります。それが、TNFPreTNFです。

TNF

初見だとTNFとは……?となりますが、HTMLのようなものだと思って大丈夫です。威沙における言語ですね。HTMLと同様にタグ型なので、馴染みのある方は直感的に使いやすいと思います。

TNF=Tokimi Novel Format
威沙の専用フォーマットであり、Webサイトの作成などに使われるHTMLライクの構文にて文章を構成するフォーマットになります 超簡単な威沙の使いかたより

PreTNF

PreTNFは?というと、直接TNFで書かなくてもいい感じにTNFとして処理してくれるやつです。TNFより簡単な記載で、TNFの働きをしてくれます。Preが事前にやあらかじめという感じに意味なので、予約TNFみたいなものですね。……そうなのか……?

PreTNFとは、記述の面倒なTNFの雛形を生成するため、通常のテキストファイルに記号を埋め込むことにより、 ある程度TNFの生成を自動化するための記述方法です。
TNFに比べて遙かに簡易的ですが、これだけでも殆ど用が足りると思います。 (細かい調整はTNFに変換してから行うことになりますが) PreTNFドキュメントより

どっちを使う?

では、TNFとPreTNF、どっちを使えばいいの?ということですが。

威沙の製作者様は、PreTNFで書いているとのことなので、先にPreTNFで書くのがよいかと思われます。

ただ、PreTNFを使うのは前提として、どちらがどういう方に向いているかというのを、筆者の独断と偏見で紹介してみます。

HTMLやプログラミング言語に慣れているならTNF

HTMLやプログラミング言語に慣れている方は、TNFリファレンスを見て直接TNFで書いていくと、シンタックスハイライトとかも利かせられて作りやすいと思います。文字をタグで囲むので、まさにHTMLライクに書けるというわけですね。

TNFはテンプレートでも使われているので、テンプレートをいじりたい時にも経験が活かせます。

書き方は、

<title>春を待つ</title>

こんな感じです。

タグとかよくわからん!という場合にはPreTNF

HTMLに触れたことがなかったり、よくわからないものに対するウッ……という拒否感がある方は、PreTNFで書くのがよいと思います。その方が、PDFを作るのに余計なコストをかけずに済みますね。

わかりやすいPreTNF例

PreTNFもリファレンスがあるのですが、Web版威沙簡易記法メモ入力サンプルを見るのが一番わかりやすいかもしれません。一番下の入力サンプルを上の本文入力ゾーンにコピペして、PDFを作ってみてください。うおーこうなるのか!という感じで、理解しやすいと思います(そのままWeb版威沙を使うのもアリです)。

書き方は、

#タイトル#春を待つ

こんな感じです。

次ページからは、PreTNFでの書き方を紹介していきます。

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